休みの朝のホットサンドとルクルーゼ。

安斎

2015年11月27日 21:03

ホットサンドというものが(日本の)世の中に出回り始めたころ、
僕は高校生だったでしょうか。

ホットサンドメーカーなるものに湧き上がる感情を抑えられませんでした。
ホットサンドしか作れないという無能さへの呆れ。
そのくせそれなりに値が張るといういら立ち。
ふかふかだったパンがぺったんこになる寂しさ。

三つ子の魂なんとやらで、ホットサンドに対していい印象は持ったことがありませんでした。

そんな知識不足から生まれる負の感情を、またしても妻が拭ってくれました。


「ホットサンドメーカーなど要らぬ」と。
フライパンにバターを溶かし、チーズやハムなどを挟んだ食パンを乗せ、
そしてその上にルクルーゼのふたをかぶせる。



ホットサンドしか作れない無能な機械と違って、
ルクルーゼのふたにとっては副業も副業、ただそこにいるだけです。

そして、ぺったんこというより、ギュッとしたパン。
うまい。

明日は、今晩のキーマカレーの残りを挟んだホットサンドを作ってくれるそうです。

(夫記)