2017/01/22
もう1ヶ月以上も経ってしまいましたが、「門前まちあるき」で案内役を務めました。
テーマは「絵になる人を撮る」。
若かりしころは人を撮るのが好きで、ちょくちょく街で知らない人に声をかけていました。怪しい目で見られるのは承知の上。若い女の人はためらわれるので、もっぱらお年寄りやカップルが被写体でした。
人物スナップは、表情だとか、目線だとか、動きだとか、その一瞬、そこにいた自分にしか切り取れない写真が必ずあります。だから風景や静物を撮るよりずっと楽しいと思えたのです。
しかし、カメラの主流がデジタルに移行して、「写真を撮ってもいいですか?」と話しかけづらい世の中になりました。フィルム時代と違って、データはどこにどう流れていくかわかりません。昔だって変な目で見られて断られることの方が多かったけど、デジタル時代になってからは「いいよ」と言ってくれる人すら「恐る恐る」という感じになってしまいました。だから、ずいぶん前に僕は人を撮るのをやめ、ノラ猫にターゲットを変えました。
今回、「まちあるき」の案内役のお話をいただいたとき、自分にできることをあれこれ考えましたが、やっぱり人を撮る楽しさを伝えたいと思いました。それも、好きな街の素敵だと思える人たちを撮って歩く。まあ、自分が撮りたかっただけなのですが。
定員は5人にしました。10人以上の人が被写体を囲むというのは、なんだか格好のいいものではないし、一人ひとり順番に撮っていくとなると、時間がかかりすぎる。5人くらいがちょうどいいだろうと。
最初はOND WORK SHOPの木村さんの手仕事を、

シンカイでライターの小林くんの暮らしを、

藤田九衛門商店では尾藤夫妻のおもてなしを、

三河屋洋傘店で北澤さんの技を、

最後は粉門屋仔猫で小林さん、野村さんの楽しげな雰囲気を。

なんだか参加者や被写体に気を遣ったり、タイムスケジュールを気にしたりで、撮影に集中できず、あまりいい写真が撮れませんでした。皆さん、実物はもっともっと素敵なのに。1か月以上もアップできずにいたのはそのせいです。
人を撮るのは難しい。
でも、やっぱり楽しかった。
(夫記)
テーマは「絵になる人を撮る」。
若かりしころは人を撮るのが好きで、ちょくちょく街で知らない人に声をかけていました。怪しい目で見られるのは承知の上。若い女の人はためらわれるので、もっぱらお年寄りやカップルが被写体でした。
人物スナップは、表情だとか、目線だとか、動きだとか、その一瞬、そこにいた自分にしか切り取れない写真が必ずあります。だから風景や静物を撮るよりずっと楽しいと思えたのです。
しかし、カメラの主流がデジタルに移行して、「写真を撮ってもいいですか?」と話しかけづらい世の中になりました。フィルム時代と違って、データはどこにどう流れていくかわかりません。昔だって変な目で見られて断られることの方が多かったけど、デジタル時代になってからは「いいよ」と言ってくれる人すら「恐る恐る」という感じになってしまいました。だから、ずいぶん前に僕は人を撮るのをやめ、ノラ猫にターゲットを変えました。
今回、「まちあるき」の案内役のお話をいただいたとき、自分にできることをあれこれ考えましたが、やっぱり人を撮る楽しさを伝えたいと思いました。それも、好きな街の素敵だと思える人たちを撮って歩く。まあ、自分が撮りたかっただけなのですが。
定員は5人にしました。10人以上の人が被写体を囲むというのは、なんだか格好のいいものではないし、一人ひとり順番に撮っていくとなると、時間がかかりすぎる。5人くらいがちょうどいいだろうと。
最初はOND WORK SHOPの木村さんの手仕事を、

シンカイでライターの小林くんの暮らしを、

藤田九衛門商店では尾藤夫妻のおもてなしを、

三河屋洋傘店で北澤さんの技を、

最後は粉門屋仔猫で小林さん、野村さんの楽しげな雰囲気を。

なんだか参加者や被写体に気を遣ったり、タイムスケジュールを気にしたりで、撮影に集中できず、あまりいい写真が撮れませんでした。皆さん、実物はもっともっと素敵なのに。1か月以上もアップできずにいたのはそのせいです。
人を撮るのは難しい。
でも、やっぱり楽しかった。
(夫記)
2017/01/18
ご無沙汰しております。妻です。
長野市に降り続いた雪がようやくやんだ本日。
娘が初登校していきました。
というのも、昨年末に直太朗がおたふくかぜにかかり、
潜伏期間3週間ほどを経た先週、多笑が発症。
以来ずっと小学校を休んでいたのです。
そんなわけで、やっと年が明けたような晴れ晴れとした気分。
時候外れは承知のうえで申し上げます。
明けましておめでとうございます。
なかなか更新されないブログですが、
今年も気長におつき合いいただければ幸いです。

写真は、今年の年賀状用に撮影した1枚。
自宅で印刷したものの、寒さのせいでインクののりが悪く、
不鮮明なものをお送りしてしまいました。
そして、とあるお宅へは、なんと表書きだけの
白紙の年賀状を送ってしまったようです。
さとしくん、えりちゃん、大変失礼いたしました。
ほんとはこんな写真が印刷されているはずでした。
ごめんね。
(妻記)
長野市に降り続いた雪がようやくやんだ本日。
娘が初登校していきました。
というのも、昨年末に直太朗がおたふくかぜにかかり、
潜伏期間3週間ほどを経た先週、多笑が発症。
以来ずっと小学校を休んでいたのです。
そんなわけで、やっと年が明けたような晴れ晴れとした気分。
時候外れは承知のうえで申し上げます。
明けましておめでとうございます。
なかなか更新されないブログですが、
今年も気長におつき合いいただければ幸いです。

写真は、今年の年賀状用に撮影した1枚。
自宅で印刷したものの、寒さのせいでインクののりが悪く、
不鮮明なものをお送りしてしまいました。
そして、とあるお宅へは、なんと表書きだけの
白紙の年賀状を送ってしまったようです。
さとしくん、えりちゃん、大変失礼いたしました。
ほんとはこんな写真が印刷されているはずでした。
ごめんね。
(妻記)
2017/01/15
男児が生まれたばかりの友人に
「男の子と女の子ってどこが違いますか?」と聞かれ、
「男のほうがはるかに意味のない行動が多いよ」と即答した、
その翌朝のこと。
わが家の6歳男児に「何が食べたい?」と尋ねると、
いそいそと「あいうえおブック」を持ってきました。
「設計図を書かなきゃ」とのこと。

書いた字が正しいかどうかを「あいうえおブック」で確かめながら、
こつこつと書いた設計図がこれ。

まあ、かいつまんでいえば、
トーストにあんことバナナを乗せて食べたいということなのですが、
直太朗を介すと設計図作成に十数分かかるわけです。

2歳上の姉にこうしたムダはありませんでした。
このムダは男児特有のもの。
時間や気持ちに余裕があるときは楽しいものです。
一方。
その朝は大雪。
普段、外で元気に遊ぶことが少ない息子ですが、
どういうわけか悪天候は大好き。
いそいそとスキーウエアを着て出かけます。
そして、僕や妻が道のわきに寄せた雪をひたすら道に戻す。
邪魔にならない場所に積み上げた雪を崩す。
いくら叱ってもへこたれない。
そして、こういうときに限って、どういうわけかムダに体力があります。

暖かい室内で設計図を待つのは楽しいムダですが、
寒さと雪の重さで気持ちが萎えているときの
こうした行動は本当に心身を疲れさせます。
これから男児を育てる方は覚悟してください。
男児の99%はムダでできています。
(夫記)
「男の子と女の子ってどこが違いますか?」と聞かれ、
「男のほうがはるかに意味のない行動が多いよ」と即答した、
その翌朝のこと。
わが家の6歳男児に「何が食べたい?」と尋ねると、
いそいそと「あいうえおブック」を持ってきました。
「設計図を書かなきゃ」とのこと。

書いた字が正しいかどうかを「あいうえおブック」で確かめながら、
こつこつと書いた設計図がこれ。

まあ、かいつまんでいえば、
トーストにあんことバナナを乗せて食べたいということなのですが、
直太朗を介すと設計図作成に十数分かかるわけです。

2歳上の姉にこうしたムダはありませんでした。
このムダは男児特有のもの。
時間や気持ちに余裕があるときは楽しいものです。
一方。
その朝は大雪。
普段、外で元気に遊ぶことが少ない息子ですが、
どういうわけか悪天候は大好き。
いそいそとスキーウエアを着て出かけます。
そして、僕や妻が道のわきに寄せた雪をひたすら道に戻す。
邪魔にならない場所に積み上げた雪を崩す。
いくら叱ってもへこたれない。
そして、こういうときに限って、どういうわけかムダに体力があります。

暖かい室内で設計図を待つのは楽しいムダですが、
寒さと雪の重さで気持ちが萎えているときの
こうした行動は本当に心身を疲れさせます。
これから男児を育てる方は覚悟してください。
男児の99%はムダでできています。
(夫記)